ジャコビアン中期風オークチェア
ジャコビアン中期風オークチェア
1920年代 イギリス製 H110(背)材質:オーク
バーリーシュガーツイスト、クレストレールの
王冠の彫刻動物の足のようなブロガザフット
(注)ジャコビアン様式とは、ジェームス1世治世の17世紀前半の時期の
イギリスのルネッサンス期の建築、美術、家具の様式
(ジャコビアンとは、ジェームス1世のラテン名)
〔解 説〕ツイストの脚のデザイン
「ツイスト」の脚のデザインの正式名称は「バーリーシュガーツイスト(Barley Sugar Twist)」
です。バーリー(Barley)とは大麦のことで、昔、大麦の優しい糖分から作られたクルクルネジネジ
した「ねじり飴」の形を模して、ねじった形のロクロ細工製が17世紀後半のイギリスで流行しま
した。それでも当時、木を削る刃をスライドさせる技術が開発されたことで、造ることが出来る
ようになった「木製家具の美的価値を高めるため」のデザインがツイストです。
〔解 説〕ブロガンザフット
部位/名称 17世紀後半に流行したポルトガル由来のデザインです。チャールズ2世の王政復古の際、
ポルトガル王女キャサリン オブ ブロガンザとの婚姻がなされ、御輿入れの際同行してきたポルト
ガルの職人によってもたらされました。
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